エコパーク須坂 供用開始前環境調査結果
仁礼地区に建設しているエコパーク須坂について、仁礼町区との協議に基づき、供用開始前の環境調査を実施しましたので、結果をお知らせします。
今回の調査と供用開始後に実施する環境調査を比較することにより、施設の環境影響を把握することができます。
調査項目
次の項目をエコパーク須坂および周辺で測定しました。
- 地下水
埋立地上流、下流および周辺湧水の地下水環境基準項目
- 浸出水※
供用前の埋立地にたまった雨水の下水放流基準項目
- 粉じん
粉じんの中で、大気中の10マイクロメートル以下の小さな粒子の量
- 空間放射線量
埋立地内について、空間の放射線の強さ
※浸出水とは、埋立地に降った雨水が埋立物と接触した水のことで、今回の調査は供用開始前のため、埋立物と接触していない雨水となります。
調査結果
- 地下水
重金属類、有機塩素化合物、農薬類、ダイオキシン類など全ての項目(29項目)において、環境省で定めた地下水の環境基準値を下回っていました。
- 浸出水
水素イオン濃度(pH)、温度、重金属類、ダイオキシン類など全ての項目(42項目)において、下水排除基準値(下水道に流すことができる化学物質濃度)を下回っていました。
- 粉じん
0.011~0.016mg/㎥
環境省で定めた大気の環境基準値0.10mg/㎥(1時間値の1日平均値)を下回っていました。
- 空間放射線量
0.06μSv/h
環境省で示した基準値0.23μSv/h(年間追加被ばく線量1mSv換算と自然放射線量の合計値)を下回っていました。